医師のためのリーダーシップ講座
PowerとAuthorityの意味は違う!
YOKOがハワイ大学OMEフェローシップで教えてもらったこと
2023-01-16

リーダーシップを学ぶとき、よく「権力」「権威」という言葉がでてきますよね。
サーバント・リーダーシップというスタイルを学ぶ時、ある本を読んで出てきた内容です。
米国の著書なので内容は英語ですが、日本語訳も出回っています。
YOKOは英語版で学んだので、日本語の方は読んでませんが、英語の方がおススメです。
リーダーシップの教科書だから難しい英語かと思いきや、教科書ではなく小説で、
簡単な英語だから読みやすいですよ。
本のリンク↓
"The Servant"


そこで出てきた内容です。
リーダーシップを発揮したい時、メンバーに仕事をしてほしいですよね。
その時に「権力」がないと無理なんじゃないか?という疑問が湧きます。
2つの言葉の意味を解説すると、何が違うのか良く理解できるようになったんです。
その2つの言葉とは、PowerとAuthority。

Power:肩書きがなくなれば、なくなるもの
Authority:肩書きがなくなっても、なくならないもの

どちらも、権力や権威と言う意味です。でも、ちょっと違いますよね。
病院長という役職を考えてみましょう。ある人が病院長になって、部下に仕事をしてもらいたいとします。そして、自分の思うように動いてもらいたいとします。
「病院長」というPowerを使えば、言う事を聞いてもらえます。
しかし、Powerを使った場合、病院長でなくなった瞬間から、その人の影響力、つまりリーダーシップは跡かたなく消え去ります。

Authorityを使った場合はどうでしょう?肩書きが消えても権威は残りますから、「あの先生が言うんだったら、やろう」というチームがあれば、病院長でなくなった後も、その人の影響力、つまりリーダーシップは消え去りません。

リーダーシップとは役職の事ではない、という言われる所以です。
目指すならAuthorityだよね!