こどもの英語教育-息子たちに聞いてみたー③
以前から、こどもの英語教育についての記事のリクエストが多かったので今回ちょっと息子たちに聞いてみたのでシェアします。

2023-04-29

今回は、長男編の続きです。

長男は、そこまで食にこだわりがなかったのと、ハワイに連れていかれた時が次男よりも3歳上だったのもあって、ご飯が不味いという理由で親を恨んではいません。寡黙な子で、Outgoingでもありませんけど、カナダのホームステイも、その家の子たちが同じ男の子2人で自分の弟ぐらいの年齢で楽しかったみたいだし、高校もそれなりに楽しかったようですがコロナのせいで途中から高校に行かない日が増えてしまい、日本に一時帰国することもできなくなりました。海外のリアル事情を見てるので(裏でマリファナ吸ってたり、都会の治安の悪さも)、「海外サイコー」とかいう思想はありません。

彼にも、親がお母さんみたいな女性医師で留学したいママさんに、何かアドバイスがあるか聞いてみました。彼曰く、「小さい時に海外行くとかインター行くとかは、親がやりたいようにやるじゃん。それは当たり前っちゅーか、しゃーない。親の影響を受けるんだもん、子どもは。大きくなったら自我が出てきて、どうせやりたくないことはやる気が出なくてやらないし、やりたいことだけやればいい。やりたかったら、やるんじゃない。大学行きたければ行けばいいし、行きたくなければ行かないし、どうせ。」

長男の意見を聞いても次男坊と同じで「親の意向・影響を受けるのは仕方ないし、長期的にはネガティブに受け止めていない」っていう事だと解釈しました。親の留学に連れて行ってもいいし、インターナショナルスクールに小学校から行ってもいいって事です。日本のインターナショナルスクールで高校があるところを選べば、そのままのシステムで海外の大学に進学できますので、心配ありません。要は自我が芽生えた後は、親がどうのこうの言っても結局本人がやりたいようにやります。

高校1年生でカナダに行きましたが、日本のインターでの英語ベースの教育効果はバッチリで、カナダの高校の授業は難なく理解できて、成績も良い方でした。大学受験も恐ろしくCompetitiveな大学でない限り、日本よりはユルくて高校の成績がある程度ちゃんとしていて、取るべき授業を取っていれば難なく合格できました。なので、日本の異常な大学受験戦争に巻き込まれなかったのは、良かったと思っています。カナダの高校に通っていても、外国人なので大学受験の際にはTOEFLを受けるか、高3の英語の成績がA評価を取るか、どちらかをクリアする必要がありました。本人は「TOEFLが面倒くさい」というモチベーションだけで、頑張ってA評価を取りました。

彼は結局、カナダで地元のビクトリア大学の工学部に入学したんだけど、(コロナもあって)メンタルがやばくなって、帰国しました。大学も興味を失ったと。英語は十分わかるようになったから、彼の目的は果たしたと言っています。今英語が役に立ってるかどうかを聞いてみました。彼曰く、洋楽、エンタメ、ゲームの最新情報やツイッターの話題なんかは、ほとんど英語だから英語が分かる方がいいと。スマホも英語仕様のままで、若者らしくエンタメを楽しんでおります。

次回は、次男坊の「お母さん、頭おかしいんか!」という内容です。お楽しみに~